シャンパンと何が違うの?
瓶内2次発酵方式です。
瓶内2次発酵方式とは、ブドウ収穫後、空気圧を利用した機械でゆっくりブドウを絞り、通常17度から19度に温度管理されたステンレスタンクで第1次発酵を行います。その後、第2次発酵に入ります。
できたワインを瓶詰めするときに、新たに酵母(イースト菌)と糖分を添加します。瓶の中でさらに発酵が起こるため、アルコールと炭酸ガスが発生します。その炭酸ガスが瓶内に封じ込められ、ワインに溶け込むことにより、発泡酒特有の泡の成分になります。
品質至上主義です
フランチャコルタは、シャンパンより非常に厳しい規定で作られています。
■瓶内熟成期間が長いです
造る手間がかかっています。
■収穫量・搾汁率が少ないです
最高の部分だけを用いて造られています。
■生産者数が少ないです
生産者協会による統制が取りやすく、生産者が一致団結しています。
ブドウの成熟度が違うため、シャンパンより飲みやすいです
フランス・シャンパーニュ地方は、イタリア・フランチャコルタ地方に比べて北に位置します。そのため、ブドウ自体の味が薄く、ピノ・ネーロを混ぜる、リキュールを加えるなど、技術面で味を深めてきました
。
対してイタリアは南に位置するため、ブドウが完全に成熟します。さらに上記の収穫量・搾汁率から分かるように、本来の味がすでに深いので、余分なものをわざわざ足す必要がありません。そのため、シャンパンのような重みがなく、すっきりとしてフルーティーな味に仕上がっています。酸が控えめで、非常に柔らかく、調和がとれた味わいなので、飽きることなく、一杯、もう一杯とつい飲めてしまいます。
世界で唯一の「サテン」というカテゴリがあります
白ブドウだけで造るやさしい味わいです。
通常は6気圧ですが、サテンのガス圧は5気圧以下。口あたりがとてもクリーミーでなめらか。1995年に商標登録されています。
和食にも非常に合います
食前・乾杯用だけでなく食事中も飲めます。
イタリア料理はもちろん、寿司や懐石料理、天ぷら、甲殻類、中華、エスニックにも合います。
既存のメニューでも料理が合うので、ワインにあわせて新たに料理を考える必要がありません。
■次のコンテンツ
・ フランチャコルタのタイプ
フランチャコルタに関するさらに詳しい情報は、
弊社ウェブサイト「フランチャコルタとはどういうワイン?必ず知っておきたい基礎知識」もご覧くださいませ。